羅(ら)

盛夏にきる着物の生地で、夏用の着物には紗(しゃ)と絽(ろ)がございます。
羅(ら)も夏物になるのですが、夏のコートや帯によく使われております。

羅は織り方複雑なため、一時は途絶えていましたが江戸時代に入り復元、昭和になってから本格的に織物の一つとして現在でも伝わっております。

紗(しゃ)と絽(ろ)とくらべると、ざっくりとした感じで網の目が粗いです。