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家紋とは・・・

源氏、平氏、藤原氏、橘氏といった強力な氏族が最も名を馳せていた時代、地方に移り住んだ氏族の一部が他の同じ氏族の人間と区別をはかるため土地の名前などを自分の家名(屋号)とし、それが後の名字となった。家紋は家の独自性を示す固有の目印的な紋章として生まれ、名字を表す紋章としての要素が強い。(Wikipedia参照)
歴史としては平安時代後期からで、公家(貴族)といった朝廷に仕える人々が各家固有の他家と区別する目印として使われてきました。その家紋によってどの一族かとわかるように、また血縁関係がわかるように家系そのものを大切にした時代を反映しているように思います。鎌倉中期頃にはほとんどの武士は家紋をもっていたとされ武家社会には家紋はなくてはならない存在となっていたそうです。
家紋の数はおよそ241種類、5116紋以上とされています。

今日でもほとんどのお墓には家紋が刻まれております。
お盆やお彼岸などにおまつりごとをするのにも先祖をお迎えするのに、まよわず家にこれるように紋棚には家紋が入っております。

現代においてその名残がございますが日本の先祖が大切にしてきた家紋。いろいろな意味や想いをもって受け継がれてきた紋を大切にしていきたいですね。
当時の日本武家社会において勲章をたてること、それは自分の属する家に貢献することにつながると考えれる時代で、今の日本人の社会にたいする考えは自分だけ良ければ・・・というような寂しい感じをうけます。こんな時代だからこそ家紋を、家系を重んじていきたいものですね。